乾燥性アトピーの症状がひどく、何か治す方法はないかと探していた時、「胃腸が弱るとアトピーが悪化する」という話を聞きました。
アトピーの人は胃腸が弱っているため、消化が良いものだけを食べると良い、とのこと。
たとえば食パンを食べる際にも、耳の部分は残し、白い真ん中部分だけを食べる、といった食事療法があるそうです。
当時、私は下痢と便秘を繰り返しているような状態が続いていました。もしかすると、そのせいで肌がひどくなっているのかも…そう考えて、一時は柔らかいものだけを食べたり、長時間かけてゆっくりと噛む、などの対策をしていました。
胃腸をいたわった結果
その結果……わたしの場合、胃腸とアトピー症状はほとんど関係ないということがわかりました(^_^;)
消化に良いものだけ食べ、お腹のマッサージをしたり、ということをやっていましたが、とくに変化はなし。
便秘が続く時期には、毎日ヨーグルトを食べたこともありました。色々対策をしている期間、お腹の調子は整うものの、肌への影響はほとんどなし。
便通が快調な時期には多少、かゆみや落屑が減るかな…?という程度です。それでアトピーが治るとか、落屑が止まるといった効果はありませんでした。
その後、別の対策方法で劇的に肌が元気になり、落屑も完全に止まったのですが……
肌が回復しつつある時期も、胃腸の調子は良くないままでした。
皮膚はどんどん再生しているのに、お腹の調子は崩れがち。一般的にいわれているほど、胃腸とアトピーは関係なさそうな気がします。
直接の原因ではない
たしかに便秘や下痢が続く時期は、肌の調子が悪くなりがちです。しかし、胃腸のトラブル=アトピーではないと感じました。
もちろん、お腹の調子は良いに越したことはないので、冷やさないよう気をつけたり、食事を見直してみるのも良いと思います。
ただ、毎日ものすごく気を使って胃腸を大切にしても、必ず肌が良くなるとは限らない、というのが実際のところではないでしょうか。