どうやら、成人以降のアトピーは、皮脂不足が大きく関連しているようです。
成人のアトピー性皮膚炎とはどんな病気か|症状や原因・治療 – gooヘルスケア
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上記にリンクしたgooヘルスケアの記事によると、
「思春期に増えた皮脂が再び減ってくることによる肌の乾燥のために、汗や衣服との摩擦などありふれた刺激で皮膚炎を生じる」
とのこと。
自分のアトピーが再発した経緯や、回復した理由などを考えても、これはかなり的確な感じがします。
再発前の食生活
アトピーが再発し、ひどい乾燥状態になる前は、あまり食事に気をつけていませんでした。といっても、野菜不足だったとか、食べ過ぎていたとかではありません。
むしろ、肉をあまり食べない、塩分を摂らない、といった食傾向でした。
スープや味噌汁の類はほとんど飲まず、肉類を食べるのは夕食のみ。薄味好きなため、おひたし等にお醤油をかけることもありません。また、白いご飯やパンに、味をつけずそのまま食べるのも好きでした。
油性肌、つまり皮脂が出過ぎる人の場合、肉類の摂りすぎ・味の濃い食事などが原因だといわれています。私は知らないうちに、皮脂分泌を抑えるような食生活をしていた、というわけです。
回復のきっかけ
他の記事でも書いていますが、私の乾燥性アトピーが回復したのは、ピーナッツバターを食べるようになったのがきっかけです。食べ始めてから乾燥と落屑がすっかり治まり「あ、皮脂不足が原因だったんだな」とハッキリわかりました。
その後食生活も見直し、なるべくお昼にも肉類を食べたり、塩分をこまめに摂取するよう、気をつけています。
以前テレビか何かで「ご飯や野菜にも塩分が含まれているのだから、味付けをしなくても塩分不足になることはない」というような話を聞いたことがあり……恥ずかしながら、真に受けていました。
また、成長期を過ぎたら、身体が大きくなるわけでもないし、あまり肉類を食べる必要はないだろう、とも思っていました。
今は、塩分も肉類も、健康の維持にとっても大切だと感じています。
よく、日本人は塩分を摂りすぎるとか、現代人の食生活は肉中心になりがち、などといわれますが、普段どんな物を食べているかは、人によって違いますよね。
当然、野菜不足な人ばかりではないですし、塩分が不足する人もいるでしょう。
アトピー再発と回復の経験から、漠然とした「健康的な食事」のイメージを捨てること、そして自分に必要な栄養を摂ることが、大切だと感じました。
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