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アトピーと「毒素」の関係

 アトピーの改善法について調べていた時期、「身体に毒素が溜まっている」「毒素を排出すれば治る」という意見がよく目にとまりました。

 「毒素」が具体的に何を現しているかは、人によって異なっているようです。「汗・老廃物」のことであったり、ステロイドや食品添加物を指している場合もあります。

本当にアトピーの原因は毒素なのか

 結論を書きますと、私の場合、アトピーと「毒素」には何の関係も無かったです。

何故なら、

・体内から何かを排出する
・食べ物等を制限する

こうした方法を試しても、皮膚は改善しませんでした。

むしろ、

・特定の食べ物を大量に食べる

という方法で、一気に症状がよくなったのです。

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「毒素」説が人を引きつける理由

 アトピーの症状が出ていると、とにかく精神的につらいものです。見た目にもかなり影響しますから、内向きな気分になります。

 その結果、訳もなく自責的になってきてしまいます。何か自分の内側に「悪いもの」があり、そのせいでこんな状況になったのでは―――という感じです。

 私の場合は乾燥症状がひどく、落屑が止まらない状況でした。当時は「悪い部分の皮膚が剥けていっているのでは」「体内に毒素があり、それを排出するために皮膚が剥けるのでは」という考えが浮かぶこともありました。

 しかし振り返ってみると、これは全くの勘違いでした。

「溜まっている」ではなく「不足していた」

 私の症状に一番効いたのは、ピーナッツバターをたっぷり食べる、という対策方法です。これを始めた後、どんどん皮膚が潤うようになり、嘘のように落屑が治りました。

 「身体に悪いものが溜まっている」というのは、私の場合全くの妄想だったのです。治った経緯から考えると、むしろ皮脂の原料になる脂質の「不足」が原因でしょう。

 なるべく身体に良いものを選んで食べたり、ステロイドに頼りすぎない、というのは良いことだと思います。しかし、「毒素が原因」だと決めつけてしまうのは、むしろ回復の妨げになると思えてなりません。

関連記事ピーナッツバターを食べたら落屑が治った!

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