一般的に、アトピーの人がやってはいけない事として、
・皮膚を掻いてはいけない
・質の悪い油を摂らない
・塩分を摂りすぎてはいけない
・身体を洗い過ぎてはいけない
などが挙げられます。とりあえず4つほど挙げましたが、他にも色々とありますよね。
正直私は、上記に挙げたような事はアトピー治療にほとんど関係が無いのではないかと感じています。
もちろん人によってアトピー原因は違いますし、一概に間違っているとは言えないのですが……
治ってみれば何のことはない、私の乾燥性アトピー悪化原因は主に「栄養不足」でした。ピーナッツバターを食べまくり、塩分やら油脂やらをたっぷりと摂っている現在、私の肌はかなり良くなっています。
思い込みと悪循環
アトピーの症状がひどくなっている時期には、自罰的な考えに陥りがちです。そのため一時期は、上記のような「やってはいけない事」に注意が向きやすくなっていました。
具体的にいうと、
皮膚を掻いてはいけない→悪化したのは皮膚を掻いたせい。つまり自分自身のせい。
質の悪い油を摂らない→悪化したのは食生活をきちんと管理していなかったせい。つまり自分のせい、自分のせい……
という感じです。
「やってはいけない事」を探して、それをやっていた自分自身を無意識に責めてしまう。「何でこんな目に合わなきゃいけないの」という疑問と、「自分が悪いから」という答えを繰り返してしまう感じです。
やってはいけない事をやっていても、治る時は治る
当然ですが自分を責めても、とくに何のプラスにもなりません。ストレスが増えるだけですね。
さらに「やってはいけない事」に縛られた結果、ものを食べるにも入浴するにも、常にアレコレ気にし続けてどんどん疲れが溜まっていきます。
私の場合は一旦肌が治り始めたら、上記に書いたようなことをバッチリやり続けていても、悪化するようなことはありませんでした。
さすがにバリバリ掻くようなことはしませんでしたが、治りかけの肌はお風呂に入ると垢がけっこう出てしまうので、タオルでゴシゴシこすっていました。それでも、肌はだんだんと良くなっていきました。
生活の上で「やってはいけない事」をこと細かに守っていくよりも、とにかく自分の症状に効くものを探していくことの方が大切だと思います。