自分のこれまでの経験上、効果がある対策方法はすぐに効き目が実感できる、と考えるようになりました。
体質改善を目的とした対策の場合、時間がかかることもあるとは思いますが…
でも「効く」ものは、試し始めてすぐに「効いてるかも」と気がついたことが多かったです。
「よくわからないけど、一ヶ月くらい様子を見よう…」と、なんとなく続けた物は、結局効かなかった、で終わりました。
湿潤性アトピーが治った時の話
思春期以降に湿潤性のアトピーが悪化し、ステロイドも効かなくなった際には、漢方薬局で処方された漢方薬が効きました。
はじめに相談に行った際、薬剤師さんに「効く人と効かない人がいますので、まず一週間分だけ出します。それでかゆみがおさまったらまた来てください。」と言われました。
そして処方された薬を煮出し、飲み始めて3日後くらいには、かゆみが軽減しはじめたのです。
その後、毎月同じ漢方薬を処方してもらうようになり、一年ほどで重症からほぼ完治の状態まで回復しました。
乾燥性アトピーが今、治りつつあります
すっかり治ったと思っていたのですが、その十数年後、今度は皮膚の異常な乾燥に悩まされます。
初めはアトピーだと思っていなかったのですが、皮膚科に通い「アトピー性皮膚炎・乾皮症」という診断を受けました。
過去に悪化した湿潤性のものと比較すると、かゆみも少なめですし炎症もさほどではなかったのですが、とにかく皮むけが止まりません。
今回は以前効果的だった漢方薬もさほど効かず、他に何か方法がないかと色々試しました。
たまたまピーナッツバターを食べすぎた翌日に、皮膚がしっとりしていることに気が付き、それから毎日大量に食べ続けた結果、今はもう落屑に悩まされることもなくなりました。
効く・効かないの判断
こうした経験を振り返ってみると、とにかく効き目のある方法であれば、すぐに何らかの変化が得られるはずだ、と感じます。
たまに、「悪化するのは好転反応」「体質改善には時間がかかる」という言葉を目にすることがありますが、私はあまり信じていません。
たしかに体質改善には時間が必要だとは思うのですが、いつまでかかるかわからないような話じゃないか、とも思うのです。
効かないと感じたらすぐに切り替える
変な話ですけど、アトピーってある種の人から見ると、「物を売りつけやすい」サインに見えている気がします。
アトピーの症状が悪化した時期には、知らない人からよくわからない対策方法を勧められたり、歩いているだけで自然化粧品的な物のキャッチセールスにあったり、ということがよく有りました。
とにかく苦しい状態だと、何か楽になれる方法はないか、ついつい藁をも掴む気持ちになってしまうものです。
でもだからこそ、「これは効くようだ」「これは自分には効かない」という判断が、大切になってくるんじゃないでしょうか。
一個人の考えなので正しいかどうかはわかりませんが……
「効かない」と感じたら（たとえ知人が熱心に勧めてくるものであっても)バッサリと切り捨てて他の方法を探したほうが、良いんじゃないかと思います。