顔の扁平イボに紫雲膏が効いたので、長いこと手にあった大きめなイボにも塗ってみることにしました。
手のイボは、直径4ミリほどで、かなり盛り上がった固い円形のものです。おそらく尋常性疣贅というイボでした。
尋常性疣贅に紫雲膏を塗った結果
結果から書きますと、はっきりとした効き目はありませんでした。
顔の扁平イボに紫雲膏を塗った際は、すぐに表面が剥がれ始め、どんどん小さくなっていきました。
しかし、手の尋常性疣贅の場合、表面が多少剥がれはしたものの、なかなか小さくなりません。むしろ、一時的にはやや大きくなったようにも見えました。
色々と調べてみると、尋常性疣贅はかなり根が深いものも多いようです。また、表面に見えている部分よりも、皮膚の下にある部分の方が大きい場合もあるのだそうです。
上記イラストのような感じで、イボの細胞が皮膚に埋まっていることになります。
この状態から表面が多少剥けていくと、内部が露出して、大きくなったように見える、ということでしょう。
しばらく塗り続けていましたが、そうそう一気に皮が剥がれることもなく、ちょっと痛みも出てきました。どうも駄目らしい、と感じてその内塗るのをやめてしまいました。
ただし、実は効いていた可能性も
しかし、その後しばらくしてから、いつの間にか手のイボが消えていました。
塗るのをやめてから3ヶ月以上経過していたので、おそらく紫雲膏が効いたわけではないと思いますが……正直な所、よくわかりません。
もしかすると、紫雲膏を塗ったことが影響して、自然治癒をし始めたのかもしれません。しかし、塗るのをやめてからだいぶ経過してからの治癒ですから、関係ない気もします。
増えることは無かった
尋常性疣贅はウィルス性のイボなため、下手にいじると増えてしまう、といわれています。
ウィルスですから、他の部分にうつってしまう、というわけですね。ただ今回、紫雲膏を塗りつつちょくちょく表面を剥いたりしてみましたが、とくに増えることはありませんでした。
顔の扁平イボも、紫雲膏を使い始めてから増えなくなったため、何らかの影響があるのではないかと思います。
尋常性疣贅の場合、塗ってすぐ治るような効果は感じませんでしたが、増加の予防には役立った気がします。
尋常性疣贅を治すなら
皮膚科クリニックでイボの治療を受ける場合、液体窒素や炭酸ガスレーザーで焼いたり削ったりという施術になり、結構痛いという口コミを目にします。
私も一度は皮膚科での治療を検討したのですが、痛そうでやめてしまいました。
結局、顔の扁平イボは紫雲膏ですべて消えましたし、手のイボも自然治癒して一安心です。
今回、尋常性疣贅にははっきりとした効果が確認できなかったため、強くおすすめはできませんが、とりあえずイボにはやはり、紫雲膏を試してみるのが良いかもしれません。