乾燥肌が悪化し始めてから、少しでも肌を保湿しようと、様々なクリームを試しました。
セラミドやコラーゲンなど、保湿に良いといわれる成分は色々とありますよね。しかし私が一番効いたと感じたのは、ヘパリン類似物質入りのクリームでした。
ヘパリン類似物質とは
あまり聞き慣れない成分ですが、50年も前から、乾燥肌の治療用に使用されてきたものだそうです。保湿、抗炎症、血行促進などの作用があるとされています。
やはり治療に使われるだけあって、その他の保湿クリームよりも保湿効果が高いと感じます。ドラッグストアなどで普通に購入できる保湿クリームの中では、一番効き目がありそうです。
市販のヘパリンクリーム
700円から2000円位で販売されています。
私が使用してみたのはロート製薬の「ヘパソフトクリーム」です。保湿性が高いわりに、ベタつきが少なく、使用感もなかなか良い製品でした。
ヘパソフト以外にも「HPクリーム」などの名称で、似たタイプの製品が市販されています。
クリームでの保湿はあくまでも補助的なもの
こうした保湿クリームにも一応の効果はありますが、乾燥肌の症状を多少和らげてはくれるものの、「治す」効果は無いと感じます。
私も始めのうちはこうした市販品で対応していましたが、結局治らず、皮膚科を受診することになりました。
普通の乾燥肌(かさつきを感じる、乾燥した部分に粉を吹くなど)への対策としては有効ですが、落屑が続くようなひどい乾燥肌には十分でないといえます。
治療用の成分ということですから、皮膚科で処方されるヒルドイドソフトなどの保湿クリームも、ヘパリンが配合されています。保険がきく分安くなるので、多量に市販品を購入するなら、皮膚科で処方を受けたほうが安上がりかもしれません。